エグゼクティブサマリ
国際的な銀行および金融業界向けの小口金融ソリューションの大手プロバイダであるIndus
Software社は、ソフトウェア開発ライフサイクル内の管理、生産性、効率の改善を目指していました。Indus社は、さまざまな顧客要求に対処するために役立つ変更管理ソリューションをSerenaに求めました。
そして、全世界中でも認知度の高い案件/バージョン/ビルド管理スイートであるSerena® PVCS
Professional™ をベースとして、標準化したプロセスを構築しました。このエンドツーエンド・ソリューションセットは、Serena® PVCS
Version Manager™、Serena TeamTrack®、Serena
Builder™ の3製品で構成されています。これにより、Indus社は案件/リリース管理を集中化し、不具合を削減し、解決時間を短縮し、顧客サービス全体を改善することができました。Indus社は、プロセスが均一化されたことで、顧客の期待に応え、期日どおり高品質の製品を納入するという目標を達成しています。
課題
ソフトウェア開発サイクルの管理、生産性、効率の向上
ソリューション
Serena PVCS Professional
成果
- 案件およびリリース管理の集中化および標準化
- 品質と顧客サービスの改善
- 解決時間の短縮
- 開発コストの削減
- ベストプラクティスと標準の実施
- SEI CMMレベル5およびISO認証の達成に貢献
「我々はPVCS Professionalを当社のソフトウェア開発と品質管理プロセスの主軸として使用しています。 これは、顧客により優れた品質ソリューションを届けるとともに開発コストの削減に役立っています。」
- Ashok Jagtap氏 Indus Software社開発担当副社長
標準化により全体的なカスタマサービスを改善
全世界の金融機関は、生産性を強化し、運営経費を削減し、顧客サービスを改善することによって競争を優位に進める努力をしています。銀行および金融ソリューション会社は、自社プロセスの開発を増やしており、効率的で信頼性の高いソフトウェアの一貫した提供にテクノロジを役立てています。
銀行と金融分野の製品とサービスを提供する大手業者であるIndus社は、そのプロジェクトのソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)における管理能力を高め、生産性と効率を上げる複数の手段を取ってきました。1990年に創業し、インドのプネーに本社を置くIndus社は、カリフォルニア州エルドラドヒルズに本拠地を置くR
Systems International Limited社(www.indussoft.com)のビジネスユニットです。
米国、シンガポール、マレーシア、インドに支店を置くR
Systems International Ltd社は、ISO
9001:2000認証を達成し、SEI
Capability Maturity Model® (CMM)レベル5の評価を受けています。
Indus社は、世界25ヶ国以上でABN
AMRO BankやStandard Chartered Bankなど多くの大手銀行およびノンバンクに総合的なソリューションを提供してきました。同社は、主に小口金融の分野で製品とサービスを提供しており、その旗艦製品であるLending
Solutions from Indus (LSI)は世界中の複数クライアントに無事導入されています。
各クライアントのビジネスプロセス、IT環境、および要件はそれぞれ固有なため、Indus社はクライアント固有の各プロジェクトにカスタマイズしたテクノロジソリューションを提供しています。「そのため、我々は当社の製品の異なるバージョンと異なるリリースをすべての顧客に対して異なるプラットフォームで管理する必要があります」とIndus社の開発担当副社長のAshok
Jagtap氏は述べています。
さらに、同社は各クライアントと設定されたサービス品質保証の範囲内で作業を行います。追跡する案件やリリースを考えると、Indus社は、集中化して標準化した案件とリリース管理のアプローチを必要としていました。90年代の終りまで、プロジェクトに携わる各チームは異なる名前、番号、様式を使用した独自の方法で手順を記録していました。統一されたアプローチを持たない同社は、開発リリースを確実に管理する方法がなく、クライアントサイトで次々と問題が発生していました。
エンドツーエンドの案件とリリース管理
現在、Indus社は標準化したプロセスの助けにより、顧客の期待と適時の品質実現の自社目標を確実に満足させることができます。同社は、現在各プロジェクトの多くの案件とリリースをSerena
PVCS Professionalによって管理しています。PVCS
Version Manager、TeamTrack、Builderを含む製品セットは、業界でもっとも高度なバージョン管理、案件とワークフロー管理、およびビルド機能を提供します。
Webベースのプロセスと案件管理ソリューションであるTeamTrackにより、同社は世界中のクライアントの各実装例に対するすべての案件を維持しています。TeamTrackは、案件が初めて提出されてから顧客へ到達するまでの全サイクルを自動化し、すべての案件を確実に解決します。1つのワークフローが案件を開発から製品保証まで扱い、もう1つのワークフローが製品保証からユーザ受入れ検査までのステップを監視します。
Indus社は、使いやすいオンラインインタフェースによりTeamTrackのアクセスを多くの顧客にも拡大しています。これにより、顧客は自身の案件を直接提出し、解決までシステマティックに追跡することができます。構成コントローラと製品保証(PA)の要員はプロセス全体を監視し、いったん最終テストが完了して確認が済むと、新しいリリースが顧客に届けられることを確認します。
Indus社は、PVCS Version Managerを使用してすべてのリリースの進捗を追跡します。クライアントのニーズに応じて、管理者はまず特定のビルドに使用するアーキテクチャとプラットフォームを決定します。次にビルドは開発、統合、テスト、および製品保証へと移動します。
リリースを扱っている人はだれでも案件が発生するたびにそれを入力し、定期的にシステムを調べてすべての案件が処理されていることを確認します。システムにアクセス可能なIndus社のチームメンバは、いつでも案件またはリリースの状態を見ることができます。品質保証チームがリリースの終了を認定すると、品質コントローラがそれを顧客に届けます。
品質改善とタイムリーな納品
TeamTrackとPVCS Version Managerによって、主要ワークフローの自動化も実現できます。これはIndus社が案件を処理し、サービス品質保証に基づいてプロジェクトを完了することを保証します。たとえば、TeamTrackで設定されているビジネスルールが、特定のクライアントのあるステップは2時間で完了する必要があると規定するものとします。そのステップが時間内に終了しない場合、TeamTrackは適切な人に通報します。その結果、Indus社では全体的なSLA解決が改善されました。
1つの集中リポジトリによるすべての案件とリリースの維持は、Indusソリューションの品質と提供に大きな影響がありました。同社は、社内およびクライアントサイトの両方で不具合が10~15パーセント減りました。これにより、Indus社はより確実に目標リリース日を守ることができ、顧客サービスを強化することができました。
「特定の顧客にリリースを届けるとき、見落とすものは何もありません。」とJagtap氏は述べています。「特定のリリースに入れるべきものがすべてそのリリースに入るので、導入時に生じる問題や混乱を減らすことができます。」
継続的改善の文化
Indus社はTeamTrackおよびPVCS
Version Managerのレポート機能も大いに利用しています。同社は、毎日、毎週、および四半期毎にレポートを実行し、不具合と案件の種類を調べます。表やレポートを発行して、チームが共通の案件を認識できるようにしています。
このような洞察と分析は、Indus社が案件を分析し、新しい標準を導入して効率を高める分野を絞り込む継続的改善のサイクルを促します。これにより同社は、プロセスをできる限り効率化し、コストを抑えています。継続的な改善に目を向けた同社は、SEI
CMM Level 5およびISO認定を達成しました。CMM
Level 5はその定義の通り、組織が弱点を認識し、プロセスを前向きに強化して最終的に不具合を防ぐことを要求しています。PVCS
Professionalは、この高い基準の達成に大きな役目を果たしました。
「我々は、PVCS Professionalを当社のソフトウェア開発と品質管理プロセスの主軸として使用しています。」とJagtap氏は述べています。「案件の洞察と各変更の影響を分析する能力の向上は、当社の開発の業務とワークフローの継続的な改善を可能にしました。これは、顧客により優れた品質ソリューションを届けるとともに開発コストを引き下げるのに役立っています。さらに、このソリューションにより、我々は顧客要求に応える早さの追跡と測定が可能になり、優れた顧客サービスを提供できるようになりました。」