エグゼクティブサマリ
フランス、トゥールーズにあるSiemens
Automotive SA社は、車載用の電子機器、配線、電気モーター、受信機、燃料噴射装置における世界の業界をリードするトップ企業です。Siemens
Automotive社は、ソフトウェア開発環境が複雑になるにつれて、管理の改善、開発時間の短縮、リスクの削減、ISO
9000基準の達成のため、変更管理ソリューションが必要であると考えました。Siemens
Automotive社は、ユーザ定義ワークフロー内のプロセスの自動化、変更の追跡、バージョン管理を目的として、Serena® Dimensions™ソリューションを選択、導入しました。
Dimensionsに備わっているクローズドループプロセス自動化機能により、Siemens
Automotive社はソフトウェア、ハードウェア、文書などの資産に影響を及ぼす変更を体系化して管理することができるようになりました。このシステムは製品のライフサイクル全体に渡って開発をサポートしており、Siemens
Automotive社は品質を向上させ、セキュリティ基準を遵守し、継続的なコストダウンを計れるようになりました。Dimensionsでは、同一システム内の旧バージョン、リンクコード、ドキュメントにすぐにアクセスでき、効率もアップします。また、他のツールとも簡単に統合でき、全ユーザに共通使いやすいインタフェースを提供します。
課題
複雑化するソフトウェア開発環境
ソリューション
Serena Dimensions
成果
- 変更管理効率の向上
- 品質とセキュリティの改善
- 生産性の改善
- 開発コストの削減
Siemens Automotive社がソフトウェア開発の新しい一歩を踏み出す
フランス、トゥールーズにあるSiemens
Automotive SA社はHolding France社の関連会社であり、車載用の電子機器、配線、電気モーター、受信機、燃料噴射装置における世界の業界をリードするトップ企業です。従業員数は約600名のエンジニアと技術者を含めて約1,400人、多数の自動車メーカーと密接に協力して車載用の電子機器の設計を行っています。Siemens社は5大陸の132ヶ国に拠点を持つグローバル企業です。エネルギー、照明、電気通信、医療、コンピュータ、輸送など多岐にわたる10万種の製品を市場に供給しています。
トゥールーズにあるSiemens
Automotive SA社では、最新の商用ソフトウェア開発のあらゆる点において、プロセス自動化が重要な役割を果たしています。製品部品のバージョンの他、変更の追跡および管理をすべてユーザ定義されたプロセスワークフロー内で提供しています。プロセス自動化は、変更プロセスの開始から終了までの全体にわたる「クローズドループ」を形成します。
トゥールーズのSiemens
Automotive SA社では、まず1993年にプロセス自動化を実現するために高度開発および一般機能部門にDimensions を導入しました。
Serena Dimensionsは、クローズドループプロセス自動化システムであり、組織のソフトウェア、ハードウェア、文書などの資産に影響を及ぼす変更についての体系化した管理を可能とします。
トゥールーズのSiemens
Automotive社でDimensions を導入した目的は、統合された変更管理および技術文書管理を実現し、長期的に開発時間を短縮し、ソフトウェアの管理を改善し、リスクを削減し、そしてISO
9000標準を達成することでした。
高度開発および一般機能部門のソフトウェアツールマネージャであるPatrick
Borgna氏は、「以前は、高度に構造化されたソフトウェア開発ユニットを使用しており、プロセス自動化のための複雑なタスクが必要でした。「1989年から1992年にかけて当社のチームはCASE ツールの開発で忙しく、また開発プラットフォームは高性能である反面、バリアントの同時開発ができませんでした。」
Borgna氏の説明によると、このプラットフォームは更に統合された変更管理や技術文書管理もできませんでした。「プランニングを促進し、経費を抑制するような何か他の製品が必要でした」と彼は述べています。「当社のソフトウェアアプリケーションは大きく増加してきており、非常に多数のバージョンが存在しているため、それをチェックするための効率的なプロセス自動化ツールが必要でした。複雑になり過ぎて、そのような支援がないとソフトウェアの管理ができなくなっていました。我々のシステムは手動で、障害が発生しやすく、破綻直前の状態でした。新しいソリューションが必要でした。」
品質の問題も考慮する必要がありました、とBorgna氏は加えています。「当社の品質チームは、コストを抑えながら品質レベルを上げる新しい方法を要求していました。社内システムでは品質レベルの改善は不可能でした。」
その結果、トゥールーズのSiemens
Automotive SA社は、プロセス自動化の要求を分析し、市場で可能なプロセス自動化ツールを評価するための特別な調査を行いました。「(プロセス自動化)製品を比較検討した結果、Dimensions が当社の要求に最もふさわしいとの結論に達しました」とBorgna氏は述べています。
企業全体に広がる効果
Borgna氏によれば、Dimensionsの主な利点の1つは、それが標準的なOracleデータベースを基盤としていることです。「この製品は、プロセス管理、変更管理およびマルチオブジェクト管理の分野でも当社の期待を満たしています。Dimensionsには多くの利点がありますが、特筆すべき点は、すべてのユーザが使い慣れているユーザインタフェースにあります。この製品は他のツールと統合されているため、データの完全性を保つことができます。更に、開発者は承認がないとソースコードを変更できないので、データのセキュリティも確保されます。」とBorgna氏は述べています。Dimensionsが他の製品と違っている点も、この特徴にあります。
ソフトウェア開発チームはDimensionsにより、ビルド手順を使用して実行形式プログラムを生成することができます。「このようなビルド手順は製品のライフサイクルを支援します」とBorgna氏は述べています。「Dimensions は柔軟なので、当社の基準に容易に適合させることができます。我々の手順をツールに合わせる必要がないことが、大きな利点です。」
車体部門のソフトウェアマネージャであるEric
Roques氏のユニットは、常に変更されていて57ものバージョンを持つソフトウェア仕様の作業をしています。「Dimensionsを使用していると、何も問題もなく1つ前のバージョンに戻すことができます。かつては、このプロセスだけでも非常に時間がかかっていました。」
以前はソースコードと文書は異なる領域に配置されていましたが、現在はDimensions内でリンクされ、(Windows)
PC、HP UX、VAX VMSなどのプラットフォームのネットワークに置かれています。
フランスの自動車メーカーであるPeugeot社およびRenault社では、自動変速機の管理、車のシート制御、一体型スイッチユニットの管理を行うソフトウェアアプリケーションを開発するため、Dimensionsを使用しています。これらの車体アプリケーションはすべて車内に置かれます。
「Dimensionsには非常に満足しています」とBorgna氏は結論づけています。「このツールは大変柔軟なので、当社の要求条件を満たすと共にソフトウェア開発で新しい一歩を踏み出す役に立っています。」